2012/05/21

2/22の宴会Photo@北海から来た男

皆さん、頑張っているようですね。研修先で楽しんでください。他の学生も経験談をもっと投稿してください。遅くなりましたが出発前の宴会のPhotoを添付します。
天野さん、Phillipさんによろしく伝えてください。
 
馬場
 

2012/05/03

天野です。
アメリカ、カリフォルニアの、Stanfordの循環器内科に来ています。
 
なんと!先日、Stanfordの循環器内科に勤務されている、馬場先生のいとこのDr.Phillipに出会いました!
馬場先生が私の海ポリ先を聞いて、事前に連絡をとってくださったのでお会いすることができました。
アジア人はたくさんいるのに実はみんな英語しかしゃべらないStanfordで、
日本語を聞いた時のオアシスのような安心感は(笑)なんとも言えません。
日本語も英語も、中国語までぺらぺらで、本当にすごい先生です。
馬場先生、ありがとうございました!
 
私がついているのは別のグループの先生なのですが、今日はDr.Philipの外来につかせていただきました。
いきなり、今からひとりで診察してくる自信はある?と聞かれたので、一週間後にはあります!と、
よくわからない自信を見せて、今日は見学にして頂きました。
次に来る患者さんの過去のカルテをあわあわと調べてまとめて、私が先生に英語・内容ともに怪しげなプレゼンし、
その後一緒に診察に行くのですが、本当に勉強になります。
 
なんと、明日の朝は先生がされている基礎研究のミーティングにも行かせていただけることになりました。
しかもその研究のテーマが、私が高校のミニ卒論のようなもので受験勉強もせずに一生懸命調べていた、
心筋の再生医療なんです!
運命としか思えません。
中学の時の研究所見学で、ES細胞から心筋に分化した細胞が拍動するのを見て、医学部受験を決めたといっても
過言ではありません。…まあ、少し過言かもしれません。
これから、フェローの先生につかせてもらってちょっとずつ見せてもらおうと思います。これは本当に楽しみです。
 
肝心の英語のほうは、もっとわかったら!!と思うことは多々ありますが、気にしていてもはじまらないので
気にせずがんばります。
昨日は、まだ二日目なのに入院カルテを書くことになって、5時には先生たちがあっさり帰っていく中、
悲しい気持ちで電子カルテと電子辞書に向き合っていました。
電子カルテの中でも、広い病院の中でも、迷子になってばかりです。
今週は先生と一緒に新入院の患者さんを見ていますが、必ず最後に「じゃあ、あなたから彼に質問したい事は?」と聞かれます。
でも、奥ゆかしさを尊ぶ日本の社会で育った私には、先生のばっちりな問診の後に聞きたいことなんて思いつきません。
私が思いつかないでいると、なぜか患者さんが私に質問してくれます。笑(僕からは一つあるよ。君はどこ出身なの?とか)
それはそれで楽しいですが、どう考えてもよくないので何とかしたいです。
誰かアドバイスがあったら教えてください。
ただ、Up To Dateなんかを見ていると、先生たちは単純にそれにのっとってやっているだけなんですよね。
ちゃんと勉強しようと思います。そうやって必要に迫られて勉強しているとすんなり頭に入って、逆に楽しいです。
 
ただ、馬場先生クラスのおかげで、医学単語がわかるのが本当に助かります。
やや問題ありですが、日本の英語教育だけを信じてやってきた私にとっては、若い先生たちの速い雑談よりもずっとわかりやすいです。笑
特に循環器はもとが英語だらけなので、科としても楽な方なんだと思います。
それと、心電図と聴診だけはなんとかしたいと、日本の循環器のプレレジでそれだけやっていたおかげで、
そこについては自信を持って答えられるのが救いです。Exactly!と言ってもらえます。
一週間経ったら問診もがんばりたいです。
 
気に入っているのは、毎日、朝ごはんとかお昼ごはんつきのカンファレンスがどこかで開かれていることです。
お勧めのものは先生が教えてくれるし、興味があるから行きたいと言うとどれでも行かせてもらえるので、
聞き放題、食べ放題です。
アメリカ国内にとどまらず、各国のすごい先生たちが来て、すごいレクチャーをしてくれます。
ただ、これがちゃんと理解できない事が本当に残念!
すごい事だけはわかるのですが…。笑
一ヶ月後にはこの恩恵に預かれるようになりたいものです。
医学以外だと、どこかでライス元国務長官も講義をしているようです。行きたいなぁ。
 
あべちゃんが病院のどこかにいるのですが、なかなか会えません。
昨日、アメリカに着て初めて会えたときは嬉しさの余り思わず病院内で歓声をあげて駆け寄った…ような、
そうでもなかったような。
 
Dr.Phillipに出会えたのが本当にうれしかったことを書きたくて投稿したんでした。
長々とつまらないことを書いてすみません。
馬場先生、本当にありがとうございました!

2012/04/01

ド田舎から

稲野です!
先週から薫と共に、LondonはKentにあるMaidstoneというド田舎で実習しています。日本で言うところの酒々井、いやそれ以上かも。これガチです。笑
日本は寒いですか?イギリスは最近は20℃を超えるような日もありとても暖かかったのですが、これは異常気象らしいです。今日は最高気温も12℃程になり、とても冷え込みました。ここから先はあまり暖かくなさそうですが、こちらでは既に桜が満開で、日本と同じように四季を味わうことができます。

先ほども言ったように、僕は小児科の大塚先生のご紹介でMaidstone Hospitalというところに来ています。NHS Trustという機構が所有している病院にMaidstone HospitalとTunbridge Wells Hospitalがあり、Tunbridgeの方は去年の9月にオープンしたばかりの新しい病院です。両病院間には定期バスが1時間に1、2本のペースで出ていて、所要時間は3、40分程です。
僕は一週間目と三週間目はTunbridgeのPediatrics、二週間目はMaidstoneのOncologyで実習をします。
ひとまず一週間目のPediatricsが終わったので、こうして筆をしたためています。

実習の内容は、朝のmeetingに始まり、回診、外来見学、病棟業務につく、新生児検診についたりと様々でした。毎日昼には上の先生のteaching(勉強会)があり、それにも参加しました。
昨日はランチョンセミナーもありました。日本でのおいしい高級弁当を食べるものとは少し異なり、机の上には大量のサンドウィッチやスナックや果物が置かれていました。薬剤師のおばさんのプレゼンはとても上手で、こっちからの提案はこうだけどどう?いい薬でしょ?考えてみて?という雰囲気で、(こういう言い方は適切でなないかもしれないけど)日本のような医者のご機嫌を伺いながらやるような雰囲気とは全く異質でした。

こちらに来てまず痛感したのは、医療従事者同士の関係性の違いです。doctorとnurseは本当に対等に議論し合っていて、現場がとても活発に感じられます。外来にもnurseが参加し、医者よりも長く患者と喋っていたりします。それと比べてしまうと、やはり日本にはまだ医師の特権意識のようなものが深く根付いているように思えてしまいます。
どちらが良い悪いとは一概には言えないのかもしれませんが、本来のあるべき姿はどんなものなのだろうと考えさせられます。

小児科を回っていたのですが、オペ室に入って帝王切開を見ることもできました。早期産の未熟児の帝王切開で、生まれた後の管理は小児科がやるから小児科医も一緒にオペ室に入るとのことでした。そういう場合日本でもそうなのでしょうか?そういうケースを見たことがないのでわからないのですが、日本で運悪く見ることのできなかった帝王切開をまさかイギリスでみることができるとは思ってなかったので、とても嬉しかったです。

毎日が発見と驚きの連続です。

英語が決して得意でない自分にとっては先生たちの言っていることを聞き取ろうとするだけでも精一杯で、会話の内容がほとんどわからないなんてこともざらで、咄嗟に何かを聞かれるとうまく答えることができず、とてももどかしい思いをすることも多いです。
それでも先生方は下手くそな英語で僕が喋っていることをとても熱心に聞いてくれます。胸を借りるつもりで来週からも頑張りたいと思います!馬場先生のもとで学んだことを少しでも多く生かせるよう、積極的に頑張ります!
あ、どうしようもないことですが、若い女の先生が優しくしてくれるのは日本と変わりません。笑

長々と実習のことを書いてしまいましたが、オフの日はがっつり観光を楽しんでいます。今日はCanterburyにある大聖堂を見に行きました。Canterburyには他にも世界遺産が三つもあってとても見応えがあるので、イギリスで実習する人は是非一度行ってみて下さい!

みんなも実習頑張って下さい!それでは!

2012/03/12

片田舎から

ロンドンから2時間ほどの地方都市、Southamptonにいるだいだです。
ポリクリ終わった翌日に成田を出てからはや1週間!(と少し)
こっちの生活にも慣れ、毎日のようにビールを飲んでいます(笑)
朝は少し肌寒いですが、日中は過ごしやすい気温です。

さてさて肝心の実習です。
僕はCardiologyを前半2週間に回るのですが、1週目はCCUと病棟にほとんどいました。
病棟にいてやることと言えばHistory taking。
患者さんに日本からの学生だと自己紹介し、What brought you to the hospital?から始めました。
驚いたのは患者さんがものすごく協力的なことです。
僕が聞いたことを理解出来ないでいると違う表現で言い直してくれますし、診察も含めて30分以上かかっても嫌な顔ひとつせず付き合ってくれます。
どんなにたどたどしくても時間がかかっても大丈夫と思いながらやると意外と形になるもの。
何言っているか全くわからない人ももちろんいますが、1ヶ月の内に慣れられればと思っています。
ただイギリスの学生はHistory takingとExaminationはすごく上手いです。3年生に圧倒され、教えを乞いました・・・

回診にも付きました。
若手のドクターがプレゼンし、コンサルタントのドクターが質問するというもので日本と変わらなかったです。
初日の回診の際、コンサルタントが最初になにやら首のあたりをやたらと見ていてます。
"Do you know what is he looking?"
と聞かれ、馬場先生に感謝しつつ"JVP"と答えてやりました(笑)
こちらのCardiologyでは本当にJVPを重要視しているみたいです。ほとんど全員の患者で見るくらいの勢いでした。
でも本院の循環器では1度もJVPを言われなかったような・・・

過去の先輩方も紹介していましたが、こちらの学生は皆Oxford Handbook of Clinical Medicine(OHCM)という本を使っているみたいです。
イギリス版イヤーノートみたいなもので内科は大体カバーしています。
あると便利かと思いますので一応紹介しておきます。

柄にも無く、投稿してみました(笑)
この文だけ見ると実習ばかりしているようですが、5時にはまず実習も終わるのでその後はぷらぷら楽しくやっています。
初めてのヨーロッパなので見るもの全てが新鮮です。大聖堂は鳥肌ものだし、パブで見るらぐびーはすごかった!
次回があればまた!ではではー

代田 健祐