天野です。
アメリカ、カリフォルニアの、Stanfordの循環器内科に来ています。
なんと!先日、Stanfordの循環器内科に勤務されている、馬場先生のいとこのDr.Phillipに出会いました!
馬場先生が私の海ポリ先を聞いて、事前に連絡をとってくださったのでお会いすることができました。
アジア人はたくさんいるのに実はみんな英語しかしゃべらないStanfordで、
日本語を聞いた時のオアシスのような安心感は(笑)なんとも言えません。
日本語も英語も、中国語までぺらぺらで、本当にすごい先生です。
馬場先生、ありがとうございました!
私がついているのは別のグループの先生なのですが、今日はDr.Philipの外来につかせていただきました。
いきなり、今からひとりで診察してくる自信はある?と聞かれたので、一週間後にはあります!と、
よくわからない自信を見せて、今日は見学にして頂きました。
次に来る患者さんの過去のカルテをあわあわと調べてまとめて、私が先生に英語・内容ともに怪しげなプレゼンし、
その後一緒に診察に行くのですが、本当に勉強になります。
なんと、明日の朝は先生がされている基礎研究のミーティングにも行かせていただけることになりました。
しかもその研究のテーマが、私が高校のミニ卒論のようなもので受験勉強もせずに一生懸命調べていた、
心筋の再生医療なんです!
運命としか思えません。
中学の時の研究所見学で、ES細胞から心筋に分化した細胞が拍動するのを見て、医学部受験を決めたといっても
過言ではありません。…まあ、少し過言かもしれません。
これから、フェローの先生につかせてもらってちょっとずつ見せてもらおうと思います。これは本当に楽しみです。
肝心の英語のほうは、もっとわかったら!!と思うことは多々ありますが、気にしていてもはじまらないので
気にせずがんばります。
昨日は、まだ二日目なのに入院カルテを書くことになって、5時には先生たちがあっさり帰っていく中、
悲しい気持ちで電子カルテと電子辞書に向き合っていました。
電子カルテの中でも、広い病院の中でも、迷子になってばかりです。
今週は先生と一緒に新入院の患者さんを見ていますが、必ず最後に「じゃあ、あなたから彼に質問したい事は?」と聞かれます。
でも、奥ゆかしさを尊ぶ日本の社会で育った私には、先生のばっちりな問診の後に聞きたいことなんて思いつきません。
私が思いつかないでいると、なぜか患者さんが私に質問してくれます。笑(僕からは一つあるよ。君はどこ出身なの?とか)
それはそれで楽しいですが、どう考えてもよくないので何とかしたいです。
誰かアドバイスがあったら教えてください。
ただ、Up To Dateなんかを見ていると、先生たちは単純にそれにのっとってやっているだけなんですよね。
ちゃんと勉強しようと思います。そうやって必要に迫られて勉強しているとすんなり頭に入って、逆に楽しいです。
ただ、馬場先生クラスのおかげで、医学単語がわかるのが本当に助かります。
やや問題ありですが、日本の英語教育だけを信じてやってきた私にとっては、若い先生たちの速い雑談よりもずっとわかりやすいです。笑
特に循環器はもとが英語だらけなので、科としても楽な方なんだと思います。
それと、心電図と聴診だけはなんとかしたいと、日本の循環器のプレレジでそれだけやっていたおかげで、
そこについては自信を持って答えられるのが救いです。Exactly!と言ってもらえます。
一週間経ったら問診もがんばりたいです。
気に入っているのは、毎日、朝ごはんとかお昼ごはんつきのカンファレンスがどこかで開かれていることです。
お勧めのものは先生が教えてくれるし、興味があるから行きたいと言うとどれでも行かせてもらえるので、
聞き放題、食べ放題です。
アメリカ国内にとどまらず、各国のすごい先生たちが来て、すごいレクチャーをしてくれます。
ただ、これがちゃんと理解できない事が本当に残念!
すごい事だけはわかるのですが…。笑
一ヶ月後にはこの恩恵に預かれるようになりたいものです。
医学以外だと、どこかでライス元国務長官も講義をしているようです。行きたいなぁ。
あべちゃんが病院のどこかにいるのですが、なかなか会えません。
昨日、アメリカに着て初めて会えたときは嬉しさの余り思わず病院内で歓声をあげて駆け寄った…ような、
そうでもなかったような。
Dr.Phillipに出会えたのが本当にうれしかったことを書きたくて投稿したんでした。
長々とつまらないことを書いてすみません。
馬場先生、本当にありがとうございました!