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2015/04/15
2015/04/02
こんにちは。野村慧です。
3 月 10 日~ 27 日の 3 週間、ボストンにある Harvard 大学の Brigham and Women's Hospital ( BWH )心臓血管科学研究所で実習をしました。
僕の高校の OB であり、順天堂出身でもある眼科の猪俣先生に相談し、病院管理学の小林教授に、研究所を立ち上げた相川教授を紹介していただいて、上記の研究所で実習となりました。
○準備
9 月ごろから海外のどこに行くか考えました。が、先生方の連絡先を知ることが遅くなり、本格的な準備は 1 月からになってしまいました。自分はスムーズに準備ができたので、問題なかったのですが、ある友人はビザを取得するのに時間がかかり、地獄をみたようなので、はやめに準備することをおすすめします。
この準備がとても大変で、 CV や健康診断書などの書類を用意したり、先生方や administrator との連絡、宿泊先、航空券の予約など、苦労しました。 CV は先輩に教えてもらい、猪俣先生に添削していただきました。健康診断書は総合診療科の松田先生に書いていただきました。
あとは「地球の歩き方」を買って、ボストンで何しようか、何食べようか考えてました。
ボストンに滞在してる人の blog とか見るのも、参考になりました。
○出発~到着
3 月 9 日に出発し、 3 月 30 日に日本に到着しました。
成田→シカゴ→ボストンと乗り継ぎましたが、行きも帰りも出発が遅れ、特に帰りはボストン発の飛行機が 2 時間遅れ、あやうくシカゴ発の飛行機に乗り遅れそうになりました。
直行便より安いですけど、リスクは大きいことを感じさせられました。
また、勘違いで ESTA の取得をしておらず、出発 1 時間前にとることになりました。ビザや書類の確認は念入りにしたほうがいいです。
○ボストン
アメリカの東海岸、マサチューセッツ州(ニューヨークより北)にあり、緯度は北海道くらいです。そのため、 3 月も寒く、今年はボストン観測史上最大の降雪量だったらしいです。
ボストンはアカデミックな街で日本でいう文京区みたいな感じで治安がいいです。 Harvard 大学が東京大学、 MIT が東京医科歯科大学、 Boston 大学が順天堂大学みたいなイメージでした。
○実習
BWH があるロングウッド・メディカル・エリアは、多くの病院が集まっていて、お互いが切磋琢磨しています。順天堂と医科歯科が競い合ってるみたいな感じです。
研究室は 40 人近くいて、 BWH の中でも大きなラボでした。
実習は基本、スケジュールがなく自由に行動しました。ラボに来る時間や帰る時間、何を見学するかも自分で決めます。自分は 9 ~ 10 時にラボに行き、研究や実験を見たり、手伝ったりしました。マウスの解剖や細胞採取、 transfection 、 PCR 解析、 ELISA 、プラスミドの精製など、研究者の方々が優しく教えていただいたため楽しく勉強できました。
ただ、スケジュールがないため、自分の行動力しだいで、1日何もない実習にも充実した実習にもできます。最初、よくわからないこともあって受身の姿勢で研究者に話しかけにいかなかったため、暇でした。
また、実験など見てるときも自分から研究者に質問しにいかないと何も得られません。「 1 つ説明したことに対して 3 つ質問を用意する」のが海外で頭いい人がすることだそうです。質問しない人は、頭が悪い人か興味がない人とみなされるようです。
あとは、英語の問題がありました。日常英会話ですら、なかなか聞き取れないのに、専門用語が多く( PARP-9 antibody など)大変でした。けれども馬場先生のクラスでやった英単語がちょくちょく出て、覚えてよかったなと思いました。
一応、英語は勉強していましたが、もう少し出来れば、特に Listening が出来れば、質問とかももっとできたなと思いました。 Speaking は単語羅列でもなんとか通じるが、 Listening は全然ダメだった。
○生活
宿泊先は、 T おばさんの家という日本人がオーナーの宿舎に泊まりました。 2 日間だけ安いホステルにも泊まりましたが、なかなか夜はぐっすり寝れず、結果的には、少々高くても一部屋に 1 人の宿で良かったです。
食事は、ハンバーガーや BBQ など肉は旨かったが料理全般おいしくなかったです。食べログで言えば評価 2.5 ~ 3.0 です。ただ、 Yume Wo Katare という二郎系ラーメンはおすすめです。 3.6 はあげたい。
また、ボストンでサッカーチームに入り、 Harvard 大学の人工芝グラウンドでアメリカ人や中国人などとサッカーをしたのは楽しかったです。サッカーは世界共通ですね。皆さんも日本にいるうちに現地の団体を調べ、参加することはとてもいい経験になると思います。
あと、道端でしょっちゅう外人に話しかけられます。怪しい人には無視したほうがいいです。ぼられます。そのほかの人はすごいいい人です。道を教えてもらったり、いいレストランを教えてもらったり、できるだけ会話するようにすれば、英語に慣れるだけでなく、自分にいいことも教えてもらえます。
夜や土日は、ボストンの有名なところ( Legal Seafood 、 Harvard 大学、 MIT 、 NBA 、チャールズ川)、ニューヨークに行ったりしました。ニューヨークまでは Amtrack に乗り、行き4時間、滞在時間6 時間、帰り4 時間とハードでしたが、歩きと地下鉄を駆使して国連、セントラルパーク、自由の女神、タイムズスクエアを見れ、満足できました。
○日常で思ったこと
アメリカの東海岸では歩行者は神。赤信号=積極的に渡れ
小雨で傘はささない( 95 %さしてない)
チップあげた瞬間、冷たくなる。いわゆるデレツン
走ってる人が多い
25 セント硬貨が大事
○最後に
日本ではコネクションというと、ネガティブなイメージが強いですが、海外では、逆です。コネクションをつなげていくことで、自分をレベルアップできる環境が作れ、仲間が増えます。相川教授には「縁を大切に」と教えていただき、今回の海外実習を経験して心に深く刻みました。
海外実習に関わっていただいた先生方、先輩、友人そして家族にはとても感謝しています。いろいろと時間もとられ苦労はしましたが、それ以上の価値がありました。
○写真
Brigham and Women's Hospital
NBA の試合
ニューヨーク(タイムズスクエア)
サッカーの試合 at Cumnock Field, HarvardUniversity
相川教授とラボにて
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