ウガンダでの3週間が終わった。 記憶が薄れないうちにまとめておこうと思う。
本当に、本当に楽しかった3週間だった。
目の前にの患者さん一人一人に向き合い、一生懸命何が起きているのか
考えて、治療方針を決める。
患者さんが笑顔になって退院する喜び、
患者さんが目の前で亡くなって感じる痛み、不甲斐なさ
たくさんの命が目の前で亡くなった。
携帯のライトで瞳孔が開いていることを確認した時の、苦しさと、申し訳なさと、でもどうしようもなかったっていう諦めの入った嫌な感覚
救急に運ばれてくる意識障害、呼吸困難、交通外傷…
次から次へと運ばれてくる患者さんたちを一生懸命診察していたら気づいたら夜の9時半まで何も食べていなかった。
ご飯を食べに行けるわけもなかった。だって、患者さんが待っているんだもん。
最初のうちは何にもわかんなくて全部研修医や上の先生に聞いてたけど、少しずつ慣れてきて、プランまで考えて上級医に相談できる様になった。 少しは成長したと思う。最後まで薬の用量わからなくていちいち薬学部生やインターン掴まえて聞いていたけど。
聴診器で心雑音を疑って上にコンサルしたら当たっていた時のちょっとした喜び。
呼吸困難の男の子が入ってきて、肺の音聞いたらWheezing していた時の驚き。
10 /10 の痛みの胸痛が来たけど、心電図もレントゲンも異常なくて経過観察で返した時のもどかしさ、不安。
Sickle Cell Diseaseの子の足を触った途端に泣き叫んだ時
マラリアの子のお腹を触った時に 肝臓と脾臓を触れた時
うっ血性心不全患者で頸静脈怒張を見た時
たくさんの驚きと発見に満ち溢れていた。
ここでは身体所見が本当に大事で、日本にいる時はいくら言われても心に響かなかった(結局CTと血液検査すぐやっちゃうから)身体所見からの臨床推論の重要性が身に染みた。
俺の医者としての第一歩は間違いなくSt.Mary's Hospital Lacorから始まった。
"Don't read clinical note, See patients."
"Your value is determined by how positively influence on others."
Dr. Jackson
日本での研修が始まっても、また終わってからもずっとずっと患者さんにしっかり向き合える医師になりたいと思った。
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