2010/03/23

you kidding !!

昨日から感染症科をまわっています。
感染症科は順天堂で言えば総合診療科のようなものですが、国の違いとまたこの病院が少し郊外にあるせいで見ることのできる疾患の印象が大分変わります。今日は朝からカンファレンスを行ったあとに、シニアDrについて病棟を回わり、そしてその後医学部の学生にバトンタッチされて彼らと一緒に病棟をもう一度回りました。
彼らは学生なのですが我々よりも遥かに診察の機会も多く、身体所見はおろかカルテの記入やDM患者の血糖測定なども行っています。人手不足や様々な理由があるとは思いますが、タイでの実習を通じてよりこちらの学生のほうがクリニカルな学生生活を送っている印象でした。

ところで今日病棟を回った中で一番多かった患者はみなさん何だと思いますか?
実は一番多かった患者はAIDS患者で、その中でもactiveなTBがとても多かったです。典型的な乾酪性肉芽種像や粟粒結核の患者などを直に観察できてとても興味深かったです。彼らは診断された後にハーブ治療(伝統的な治療)で治そうとするもうまく行かず(当たり前ですがいまだに地方では信仰されているそうです)末期になってかつぎ込まれることも多いそうです。

しかしびっくりしたことに隔離病棟の数が足らないために
一般病棟にいるんですよ!彼らは!!
医学生に聞いたら自分の免疫力を信じるしかないと言ってました。
勘弁してくれ、マジで、、、、

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