伴田一真です。
今日から実習スタートしたので、報告します。
パリのBeaujon HospitalのHepatobiliary Pancreatic Surgeryで4週間実習します。私が宿泊している、Cite Internationale Universitaire de Paris(パリ国際大学都市)からは電車を2回乗り継いで、1時間と少しかけて通うことになります。宿泊施設のあたりはとても治安がいいみたいですが、病院のあたりは治安が悪いようで、少し時間をかけて通うのは正解だったかもしれません。それに、通勤している学生やサラリーマンとかと一緒に電車を乗り降りするのは、パリに住んでいる感じがして面白いです。朝ご飯は、病院に1時間早く着いてしまったので、病院のパン屋さんでクロワッサンとマフィンとカフェラテを注文。緊張していた心が和みました。ちなみに、英語に関しては、日本よりぜんぜん通じます。生活には困らなさそうです。
モーニングカンファレンスを9時から参加し、すぐにオペ見学。今日はCongenital multiple simple cysts diseaseという、肝臓と腎臓に多発嚢胞を生じる珍しい疾患に対して、肝右葉切除を行いました。6時間のオペです。手術室でいろんな先生とディスカッションしたり、質問したりしながらオペは進んで行きました。日本のように、教授は昼過ぎのメインのところで登場。そこで初めて挨拶しました。右葉摘出後に教授と一緒に退出。無事にお土産も渡せました。
今日はこれで終わっていいから、観光してきなさい、と指令が出たので、帰りがけに凱旋門とシャンゼリゼ通りを通ってエッフェル塔まで散歩して観光。写真に収めてきました。
夜はスーパーで飲み物を購入して、宿泊施設内のレストランで夜ご飯としました。
初日を終えた感想としては、何と言っても、馬場先生のプリントの単語をしっかり暗記していてかなり良かったです。あれはかなり重要単語なので、組み合わせを変えてうまく使えば、かなりレパートリーが増えます。
あと、実習で肝胆膵外科を回った時にしっかり手術を見学しておいてよかったです。手術手順や、術後管理など、レジデントの先生と話すことができました。
腹部解剖も大まかに覚えておいて助かりました。
馬場先生のプリントと、1号紙の英単語と、(メジャーな疾患名)と、だいたいの解剖を覚えておけば、ある程度質問したり、答えたりできそうです。
こんなにカタコトな英語でも、しっかり大きな声で、ゆっくり言えばちゃんと伝わるんですね。お互いに英語を母国語としないのに、ちゃんとコミュニケーション取れるのが英語の魅力の一つだと感じました。
あと、医療(とか、人間の体の仕組み)って、世界共通なんですね、と、実感しました。
人の名前は全く覚えられませんでした。何回聞き直してもわかりません(笑)
フランス語の自己紹介を考えておいてよかったです。
5月から実習を始める人で、疑問がある人は是非聞いてください。
自分がした特別な準備としては、川崎教授から、相手方の教授の論文を読み込んで、彼らがどのようなことに取り組んでいるかをしっかり頭に入れて行きなさい。と言われたので、PubMedで20本ほど印刷して、abstract中心に一回だけ読んで行きました。もう少し時間があったら読み込めたと思うのですが……
教授から見たいものを自由に見なさいと言われたので、明日からの実習がどう進んで行くかはわかりませんが、たくさん医者と話して、少しづつ認めて行ってもらえるように頑張ります。
何か有益な情報が見つかったら投稿したいと思います。
馬場先生のおかげで、英語が大の苦手だった自分ですが、ちゃんと医学英語を使っています。本当にありがとうございました。
患者インタビューはできないと思いますが、それらでつけた知識を、たくさん医者と話して、質問して、ディスカッションして、out putしたいと思います。
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