こんにちは(^○^)
高橋大悟です!
僕は脳神経内科の大山彦光先生のご紹介で、フロリダ大学の神経内科で実習を行っています。
実習は基本的に Center for Movement Disorders and Neurorestoration という外来診療の施設で行っています。
そのため僕の実習は主に外来陪席で、特に脳深部刺激療法(DBS)の手術適応の判断や、術後の定期フォローについての診療を多く見ています。自分でも何故こんなマニアックな所に来たのか謎ですが、実習はかなり楽しく、試験に出ないであろう知識を着々と蓄えています…。
DBSはこちらではパーキンソン病だけでなく、ジストニア、本態性振戦、Tourette症候群、うつ病などに対しても盛んに行われており、手術にも入らせて頂きました。
DBS surgeryの一番の特殊な点としては、術中に患者が常に覚醒状態にあることです。開頭後、電極を視床下核や淡蒼球内節に到達させたときや、特定の部位で刺激を行ったときの患者の症状の改善度を患者自身と対話しながら確認するためです。
なのでオペは患者と談笑しながら行われ、まるで美容院にいるかのような雰囲気でした。
本態性振戦の患者さんで、電極を刺入した直後に彼女の描く螺旋が劇的に改善したのは衝撃でした。彼女もawesome!といって喜んでいて、スタッフ一同も子どものように目を輝かせていたのは印象的でした。
また、オペ中に音楽をかける先生は多くいらっしゃいますが、なんとDBS surgery においては、患者がお気に入りの音楽を持参します。洋楽なので僕の知らない曲が多いのですが、中には知っている曲もあります。"Rescue me" という曲 (天使にラブソングをという映画のサントラです) がオペ室に響きながらオペが進んでいく光景は異様でした(笑)
宿泊はアメリカ人のおばさんの家に住まわせてもらっています。中国人の神経内科医と脳外科医も一緒に住んでいます。日中友好と行きたいところですが、たまにイラっとすることもあります。人のバナナを勝手に食べるのは中国の文化でしょうか?笑
まあでも基本的にはいい人なので、なんとか仲良くやれています。
英語については、聞き取れはするのですが、やはり語彙が足りず自分の思った事を十分に伝えられなくて、とても歯がゆい思いをしています。医学英語に関しては馬場先生のご指導のおかげで意外とイケるのですが、日常会話はなかなかキツいです。英会話力の無さを痛感しました。円滑なコミュニケーションがとれないことは医者として致命的だと思います。
残り少ないですが、最後まで有意義に過ごして終わりたいと思います。
駄文で失礼しました。きりが無いのでこの辺で。
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